――その他に導入の決め手になったことはありますか。
水谷:製品そのものの優位性もありますが、決め手の一つは「人」です。IBMのお二人には多い時で週に2回と頻繁にミーティングの時間をとってもらい、私たちの課題やニーズをヒアリングしてくれて。
佐賀山:最終段階ではシート1枚に私たちの抱えていた課題とその解決策をまとめてくれたのですが、そのシートに説得力があった。プロジェクトが進む中で私たちも忘れかけていた当初の課題を思い出させてくれました。
あとはシステム自体がドキュメントに落としやすく、後任に引き継ぐ際も説明しやすいだろうなと思ったのも採用の決め手になりました。
伊東:サイトを訪れたお客様の動きに合わせて、リアルタイムで適切な情報をカスタマイズし、提供していく。リアルタイムのワン・トゥ・ワン・マーケティングにまで踏み切る企業は少ないので、最先端の取り組みを一緒に実現でき、私たちもとてもワクワクしています。
――今後、どのように取り組みを進化させていく予定ですか。
佐賀山:今回は見積もりサイトに「IBMMarketing Center」を導入したのですが、今後はトップページやランディングページなど導入の範囲を拡大していきたいですね。
田村:ぜひ、広く活用していただきたいです。
水谷:私たちはいつも「おとなの自動車保険」のホームページを、トップ保険コンサルタントにしていきたい、と話しています。
トップ保険コンサルタントは聞かれたことに対して正確に答えるだけでなく、お客様の家族構成、住んでいる地域など周辺の情報まで考慮して話をしています。それをサイトで実現するのが私たちの目標ですね。
伊東:トップ保険コンサルタントは話を聞く前に、お客様の服装や歩き方なんかも観察していて「この人はこんなことを考えているのかも」と想像力を働かせていますよね。
田村:「IBM Marketing Center」を活用いただけば、事前に見ていたサイトや見積もりサイトへの訪問回数など、過去の行動も分析できますし、より適切な情報の提供が実現できると思います。
水谷:今回はまず加入いただくところまでのパーソナライゼーションの実現を目指しましたが、ここでの経験値を踏まえ今後は契約中のお客様との様々な接点を一気通貫で企画、実現していければと考えています。
最初の接点であるサイトからパーソナライゼーションに対応し、最終的にはライフタイムバリュー設計の再構築を図っていければと考えています。
日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 スマーター・コマース営業部
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