博報堂は11日、スマートフォンを使ったキャンペーンやCRM活動において今後ニーズが高まると予想されるデジタルインセンティブを開発・提案する専門チーム「Digital Incentive Promotions(DIP)」を新たに設置した。
スマホの利用率は39.4%(日経BPコンサルティング「携帯電話・スマートフォン“個人利用”実態調査2013」より)と4割に迫る勢いでユーザーを増やし続けており、流通における会員カード機能のアプリへの移行、リアル店舗への誘導のためのO2Oコミュニケーションなど、企業のコミュニケーションはスマホを基軸に再編成されつつある。
この状況下、スマホを活用したキャンペーンが増加していくとの見込みのもと、今回の設置に至った。
DIPでは今後、デジタルコンテンツホルダーやiメディア企業と連携し、企業キャンペーンに最適なデジタルコンテンツ・インセンティブを提案していく。アライアンス先としては、デジタルポイント・電子マネーを発行する企業や、コミック・書籍・音楽・映像など従来からのデジタルコンテンツ開発・提供企業、ゲームアプリ・E-ラーニングなどスマホ独自の新しいサービスを提供する企業などが想定される。
チーム立ち上げ時のメンバーは7人で、博報堂、博報堂プロダクツ、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムの3社の社員で構成する。プロモーションやコンテンツに関する知見と、デジタルメディアのリテラシーを掛け合わせることで、ユニークなキャンペーンを提案していきたいとしている。
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