「おしい!広島県」で観光プロモーションを図る広島県は、11月17日まで東京都内の銭湯を活用したPR企画「おしい!広島県のゆ」を期間限定で営業している。
舞台となるのは、渋谷区幡ヶ谷の銭湯「武の湯」。期間中、同銭湯の壁画が広島県の世界遺産「厳島神社」に変わるほか、17日には同県が日本一の生産量を誇るレモンを湯に浮かべる「レモンのゆ」が設置される。
初日となる12日には、同銭湯でお笑いタレントのアンガールズをゲストに招いた記者発表会を開催。
広島県の「おしいもの」について「牡蠣の水揚げ量は広島が1位だけど、怪しまれることが多い。レモンも然りで、知名度が低くておしい」とトークを繰り広げた。
また、幅2.6m、高さ1.2mにわたる壁画を手掛けた銭湯絵師・中島盛夫氏は、「難しかったが、実際に(厳島神社に)行ったことがあるので描けた。色と立体感にこだわった」とコメント。その後、アンガールズはタオル1枚でレモン湯に浸かり、フォトセッションが行われた。
今回、銭湯でイベントを行った理由は「首都圏でにわかにブームとなっている銭湯を活用することで、県の魅力にゆっくりと浸かってもらいたいと考えた」(広島県)ため。
「首都圏にいながら広島県の特産品や観光資源を認知・理解してもらうきっかけづくりとして、広島県の観光疑似体験を味わってもらうため、銭湯という斬新な場を選びました」(イベントPR担当)。
当日の来場メディアは14媒体。
期間中、先着200人にもみじまんじゅうが配布されるほか、日替わりで同県産レモン、レモンサイダー、お好みソース、牡蠣せんべいなどが配られる。