終わる前に言っておかないといけない事があります。感動課はその存在自体で上手くいっているわけではありません。たぶん、職場環境は何も変わらないのに、ただ感動課だけを作っただけならば社員から「それってブラック企業やん」って言われるのが関の山だと思います。「感動課をやろう」という社長・副社長がいて、それを許してくれるだけでなく、手伝ってくれる社員がいて、多くの人たちに支えられて初めて成り立っていると思います。感動課自体は福利厚生の中で説明されることが多いのですが、この感動課を続けていけること自体が自分の中で最大の福利厚生です。こんな不思議な面白い仕事は他にありませんので。独り占めしてしまって申し訳ないです。
あと一つ、感動課は宴会係とは違います。みなさんの会社にも宴会部長と呼ばれる方はいるかもしれません。感動課は、ただ飲み会を盛り上げる係りではないのです。なので、感動課長の出世コースは決して宴会部長ではありません。自分は感動部長を目指しています。
副社長が「一人ひとりにそれぞれの人事制度があっていいと思っている」と話しているのを聞いたことがあります。感動課も社員全員に一人ひとり違った感動の華を咲かせていきたいと思っています。
でも、まだまだ志半ばです。ライバル?の高知県のおもてなし課や生協の白石さんにはまだまだ敵いません。時間はかかるかもしれませんが、えっちらおっちら社内の感動を探し、いつの日かサイボウズの社内を感動で埋め尽くしたいと思います。
普段遊んでいるように見えてもこれはこれで忙しいんです。コラムを書いている今も社内に感動の種は生まれています。
「”感動課”の不思議な毎日」と題したこのコラムもそろそろ終わりにして、感動課のいつもの日常に戻らさせていただきたいと思います。
最後に、ここまでコラムを読んでいただいたみなさん、今回コラムを書かせていただくというご縁をいただいた宣伝会議さん、感動課を作ってくれた副社長の理さん、そして感動課を続けさせてくれているサイボウズのみなさん、ありがとうございました。
サイボウズには、感動課という素敵な部署があります。またご縁があり、その時に感動課が存続していましたら、続きを話させていただこうと思います。これからも頑張ります。
「職場に感動を!」