テーマかデータかデザインか?

前回、旅に関するさまざまな情報をインフォグラフィックスにまとめた「TripGraphics(トリップグラフィックス)」を始めた経緯をご紹介しましたが、今回は、その制作のプロセスについてご紹介したいと思います。

前回もご紹介しましたが、トリップグラフィックスは、企画やデータ収集などを担当する編集プロダクションのアトールと、実際にグラフィックを制作するデザイナーの徳間氏がタッグを組んで制作しています。

インフォグラフィックの場合、さまざまなデータや情報をサイズや色、位置、形などで表現するだけでなく、時にはより直接的にイラストで表現するような場合もあり、デザイナーに求められるスキルや役割は非常に大きいものがあります。野球で例えればまさにエースで4番であり、いかに良いデザイナーをプロジェクトにアサインできるかどうかが、プロジェクト成功のカギと言えます。

とはいえ、エース1人では野球はできないのも事実です。インフォグラフィックの実際の制作には、何をテーマに、どのようなデータをグラフィックにして、何を伝えたいのかを決めるのはもちろん、時には複数のソースからデータをまとめ、タイトルやコピーを作成し、データの利用許諾を得たり、グラフィック上のデータが正しく表現されているかを校正したりといった細かな作業も不可欠です。

これらの作業は、雑誌の編集業務に近いものがあり、旅行雑誌やガイドブックの編集のバックグラウンドを持つアトールのノウハウが、大きな助けとなっています。

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三橋 竜二(トリップアドバイザー シニアブランドマネージャー )
三橋 竜二(トリップアドバイザー シニアブランドマネージャー )

新聞記者、スクーバダイビングの専門誌編集者などを経て、フリーのトラベルライターに。アジアや太平洋の島々を中心に旅行雑誌やガイドブックなどで執筆。PR会社勤務後、2009年よりトリップアドバイザーの広報を担当。

三橋 竜二(トリップアドバイザー シニアブランドマネージャー )

新聞記者、スクーバダイビングの専門誌編集者などを経て、フリーのトラベルライターに。アジアや太平洋の島々を中心に旅行雑誌やガイドブックなどで執筆。PR会社勤務後、2009年よりトリップアドバイザーの広報を担当。

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