【新聞広告賞・新聞社企画部門受賞作品】震災復興や地域医療など社会課題をテーマにした企画に評価

広告メディアとしての新聞の価値は十分に認識されているのか――。宣伝会議は10月の「新聞週間」、同月20日の「新聞広告の日」に合わせ、メディアニュートラル時代の新聞のあり方にスポットを当てた新聞「アドバタイムズ」を発行しました。掲載記事をWeb上に順次掲載していきます。

第33回「新聞広告賞」の受賞作品が9月4日発表され、広告主部門から選ばれる新聞広告大賞は「サントリー金麦」の企画広告が獲得した。そのほか広告主部門、新聞社企画部門からそれぞれ5点の「新聞広告賞」が選ばれた。新聞社企画部門の受賞作品概要と受賞社コメントを紹介する。

新聞社企画部門

河北新報社 営業本部「今できることプロジェクト」

東日本大震災の被災地の自立的な復興を目指し、読者と企業が連携して持続可能な支援活動につなげるプロジェクトを半年にわたって展開。紙面では「自分に今できること」の事例を16回シリーズで告知し、学習支援、被災企業支援などのプロジェクトに結実させた。

またWebサイトやSNSで県外にも被災地の現状を発信、読者対象のバスツアーを実施するなど支援の輪を広げた。被災地の新聞社が読者と企業をつなげ被災地支援に貢献した。

【受賞社から】
東日本大震災の風化が危惧される中、同じ宮城県内に住む者として何をなすべきか。新聞を中心に展開することを決めていましたが、若い世代を取り込むために、地下鉄のデジタルサイネージや仙台駅前大型ビジョン、Webサイト、SNS、カレンダー配布など様々な展開をしました。プロジェクトを知った高校生や大学生が「どのような支援の在り方があるのか知りたい」と詳細を求め新聞を読み行動し、老若男女問わず被災地支援の輪を広げていくことが出来ました。

ニーズが変化する被災地の今を事細かに取り上げている我々地元紙の果たせる使命の大きさをあらためて感じることができました。(河北新報社営業本部営業部・石井弘司)

中日新聞社 広告局「LINKED」

地域医療の崩壊が進む中、奮闘している医療現場の思いを伝えるとともに、地域住民に細やかな医療情報を発信した。病院単位の小冊子を制作しデジタルサイネージ付きラックを配置して各病院で配布したほか、企画に際して取材した膨大な情報をWebサイトにも掲載。様々な制約から取り組みにくかった医療広告を、新聞が持つ信頼性や詳報性をベースに完成度の高い企画に仕上げた。

【受賞社から】
LINKEDとは、医療機関の視点から今日の「医療」を消費者に伝えるために発足した「PROJECT LINKED」の一部で、中日新聞に掲載している紙面のタイトルです。このプロジェクトは地域の医療機関が、あたかも一つであるかのごとく機能することに貢献することを目的としています。

新聞の持つ情報展開力と公共性、公益性を背景に、医療提供者側の視点、オピニオンをあまねく広めるとともに、個別の医療機関についてもインターネット・小冊子を使用した広報で支援を進めています。この活動が地域の医療機関同士の関係性を深めるとともに、地域医療政策についても、地域で立案していくためのスキームに発展していくことを願っています。(中日新聞社広告局広告開発部部長・海蔵浩展)

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【連載「新聞広告の価値 再発見」】

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「新聞広告の日」特別号
「新聞広告の日」特別号

広告メディアとしての新聞の価値は十分に認識されているのか――。

宣伝会議は10月の「新聞週間」、同月20日の「新聞広告の日」に合わせ、メディアニュートラル時代の新聞のあり方にスポットを当てた新聞「アドバタイムズ」を発行しました。掲載記事をWeb上に順次掲載していきます。

「新聞広告の日」特別号

広告メディアとしての新聞の価値は十分に認識されているのか――。

宣伝会議は10月の「新聞週間」、同月20日の「新聞広告の日」に合わせ、メディアニュートラル時代の新聞のあり方にスポットを当てた新聞「アドバタイムズ」を発行しました。掲載記事をWeb上に順次掲載していきます。

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