11月20日、「宣伝会議サミット デジタルマーケティング・フォーラム2013」が幕を開けた。
会場となるANAインターコンチネンタルホテル東京では、終日にわたりデジタル時代に変わるマーケティング活動、企業と顧客の関係づくり、コミュニケーションのあり方について、約40に渡る講演が開催される。
9時20分から始まった基調講演には、ネスレ日本・代表取締役社長兼CEO高岡浩三氏が登壇。「成熟市場におけるビジネスモデルイノベーション」をテーマに講演を行った。
原宿、三宮、博多の三都市で展開する「カフェ ネスカフェ」、「カフェ ネスカフェ」のメニューを外食事業者向けに提供する「カフェ ネスカフェサテライト」、小売り店向けに提供する「カフェ・イン・ショップ」、さらにすでに全国で6万以上のオフィスで運用されている「ネスカフェ アンバサダー」)など、新しい事業モデルの開拓で家庭内外のコーヒーの飲用シーンを開拓してきたネスレ日本。
講演では、ビジネスモデルのイノベーションにより、成熟市場において成長を続けている同社の戦略が話された。
続く、基調対談にはマガシーク・代表取締役社長の井上直也氏とオイシックス・取締役EC事業本部長の堤祐輔氏が登壇。
テーマは「なぜ、このお店で買うのか?お客様に選ばれる理由をつくるブランド・コミュニケーション」で、参入企業が多く、価格や利便性でブランドスイッチが起こりやすい厳しい環境下にあるEビジネスの世界で、お客様とのコミュニケーション、絆づくりをどう進めているか、2社の事例が話された。
今回は過去最高の来場者数を記録した、昨年を上回る事前の登録があり、広告主企業のマーケターを中心に1日で2500人を超える来場を見込んでいる。
本日の講演の様子は12月以降、「アドタイ」上でレポートの予定。