11月25日、東京・丸の内の東京會舘で「第43回 日本プロモーショナル・マーケティング協会展」の贈賞式が開催された。
同協会展は10月8日~10日に開催され、今年はソニーマーケティングの「ヘッドホン大型試聴展示台」が最高賞にあたる経済産業大臣賞を受賞。そのほか「JPMクリエイティブ・ソリューション・アォード」では、金賞17点、銀賞76点が選出された。
贈賞式では受賞企業の担当者が登壇し、JPMショー委員長の久保田秀明氏により贈賞が行われた。同氏は今年の受賞作品の傾向について、「派手さはないが、隠れた工夫や細やかな配慮のある作品が昨年以上に増えた。例えば店頭スタッフが使いやすい工夫や、コストダウンを極める工夫が凝らされた作品が多かったと思う」と話した。
また、「JPMプランニング・ソリューション・アォード」の受賞作品20点と、第15回「買い場展開ツール」デザインコンペティションの受賞作品12点についても贈賞が行われた。
「JPMプランニング・ソリューション・アォード」の最高賞であるプロモーショナル・マーケティング大賞は、ポーラ「ニッポン美肌県グランプリ」が受賞。全国15万人の「ポーラレディ」の行動促進を狙った明快な戦略と、対前比125%の売り上げ貢献が評価された。同社は初ノミネートでの受賞となった。
「買い場展開ツール」デザインコンペティションの金賞は、「学生の部」「一般の部」ともに象印マホービンの課題作品が受賞。贈賞を行ったクリエイティブ委員長の木全時彦氏は、「地味だけど着想が良かった」(学生の部)、「涙を流すくらいコピーが素晴らしい」(一般の部)など、受賞者に激励を贈った。