現場の声から生まれた製品
導入に際して四倉さんが重視したのは、プロジェクトの規模に見合ったものを導入すること。「必要なスペックに満たないものは当然候補に入りませんし、かといって高スペック過ぎても持て余してしまいます。高スペックの製品を導入して長年使うよりは、必要なスペックを満たした製品を3年間ごとに交換していった方が効率的です。そういったプロジェクトに対する相応のバランスがとれているか、コストパフォーマンスが優れているかといった点を重視しました」。
特殊効果を作成するエフェクトやライティングといった高負荷な作業を行うスタッフには、高いグラフィックス性能と大量のコンピュータ・リソースを有するDell Precision T5600 を、キャラクターを制作するモデラーや、それをアニメ化するアニメーターなど比較的負荷のかからない作業スタッフにはDell Precision T3600を導入。作業にかかる処理負荷に応じて使い分けている。
左から、OLMデジタルの石井裕気さん、四倉達夫さん、森泉仁智さん、重松直也さん
実際に作業を進めていく中で研究開発部門の石井裕気さんが実感しているのは、そのバランスのとれた性能やコストパフォーマンスといった面だけでなく、Dell ワークステーションのサポート体制の充実だ。「一度に大量のコンピュータを導入すると、どうしても中には不具合が発生する場合があります。Dell ワークステーションのプロサポート窓口は電話対応で、ハードウェア交換など迅速に対応してくれるため、障害発生から復旧までの時間を少なくすることができました」。
OLMデジタル社内の作業スペース。Dell Precision T1700 SFFは卓上に置けるほどコンパクト。
そのサポート体制の安心感もあり、最近では省スペース性に優れた新製品のDell Precision T1700 SFF を数台ほど導入した。OLMデジタルでは常に10 以上のプロジェクトが進行しており、プロジェクトに応じた機種の変更や、チームごとに近くに集まれるようフロアの配置換えも行われる。軽量なDell Precision T1700 SFFは移動も手軽にでき、そのコンパクトなサイズからデスクにコンピュータを2 台置きたいというスタッフの要望にも応えることができる。
「都内だとどうしても作業スペースを広く取れないので、占有するスペースが小さいのは、コスト面でも大きなメリットです」と四倉さん。実はこの製品、省スペースの製品を必要とする東京の現場から上がってきた声をもとに開発されたもの。DellPrecision シリーズは、テクノロジーの発展や現場の実情など多角的な視点から、質の高い映像作品を生み出すクリエイターたちを支援している。
Dell Precisionは、デジタルコンテンツの制作、CADのオペレーション、製造プロセスの分析など、高いパフォーマンスを必要とするさまざまな業務を支援。搭載機能や仕様のオプションを多く揃えているため、ユーザーは幅広い選択肢から自分の作業環境に適した機能や性能を選択できる。
Dell Precision T1700 SFF(左)
ワークステーションのパフォーマンスをデスクトップ並みの価格で実現。
コンパクトなミニタワーと、業界屈指のコンパクトなスモールフォームファクタ(SFF)設計の2種類のサイズが用意されている。
Dell Precision T5600(右)
要求の厳しいプロフェッショナルアプリケーションを処理し、設計が一新されたコンパクトなシャーシで、卓越したパフォーマンスを提供。多くのリソースと高いグラフィックス性能を必要とする作業全体で優れた性能を発揮する。
商品詳細はこちら→www.dell.co.jp