アベノミクスによって景気が回復傾向にあるとはいえ、その恩恵を受けている業界はまだ限定的です。国内市場の縮小や、競合のナショナルブランド(NB)だけではなく流通小売りによるプライベートブランド(PB)の攻勢など、国内メーカーの競争は一段と激しくなっています。プロモーションやキャンペーンで一時的にシェアを拡大することもありますが、現在のメーカーには長期的に売れる「ヒット商品」を作るという必要性が格段に高まっています。しかし、少子高齢化による人口動態の変化や、若者の車離れを始めとする生活者の価値観が激しく変化し、「生活者に受けいられる商品開発」が難しくなっています。その結果、充分すぎるほどの機能を持ったAV機器の販売不振や、メーカーの思いだけで作った奇抜な商品など「生活者の方向を向いていない」商品が続々と出ています。
その中でも、「昼食後の歯みがき」という新たな市場を見つけヒットを生んだ商品や、錆臭いことを嫌う主婦の声を捉え、酸化を防ぐパッケージ開発からヒットした商品なども少なからず出てきています。商品開発時には「これが本当に売れるのか…」と疑問を持ちながらも、現在ではロングセラーブランドに育った革新的な商品もあります。さらに海外のラグジュアリーブランドのように、圧倒的なブランドパワーで市場からの支持を得ている商品もあります。
「今」のメーカーに求められるのは、市場を席巻するような圧倒的なブランドを作り上げる力です。ヒットする商品とヒットしない商品の境目や判断基準はどこにあるのか?ヒット商品を生み出すためのプロモーションアイデアはどうやって考えるのか?
今求められる、「ヒット商品・プロモーションアイデアを生むための」マーケティングリサーチの発想やデータ活用のノウハウなどをお伝えします。
開催概要
開講日
2014年01月28日(火)
2014年01月29日(水)
講義時間 10:00~17:30
定 員 50名
講義回数 2日集中
開催場所 東京・南青山
受講価格 ¥ 98,000