食べ残しを友人とシェアできる WWFの新アプリ「ZANPANDA」リリース

忘年会・新年会で盛り上がる年末年始は、飲食店で食べ残しが多く発生しがちな時期。WWFでは、この時期に合わせ、食べ残しを友人とシェアできるiPhoneアプリ「ZANPANDA」をリリースした。アプリを起動し、食べ残しの写真を撮って、シェア。その通知がFacebookの友人や他のアプリユーザーへ飛び、彼らからきたリクエストを承認すれば、おすそわけ成立となる。簡単に「食べ残し」を「おすそわけ」に変えられる仕組みになっている。

食料の中には環境に過剰な負担をかけて生産されている例が多くあり、世界の農業生産による温室効果ガスの発生量は、全体の約11~14%。また、食糧の生産や加工、冷蔵、包装、輸送、廃棄にも、エネルギーが使われ、温暖化の主因となる二酸化炭素を排出している。


WWFジャパン『日本のエコロジカルフットプリント報告書2012』より

食糧生産などを目的とした、自然林の伐採や、水資源の大規模な利用なども、生物多様性を脅かす要因となっており、「食」が環境と密接に関わっている現実を示している。また、日本人の消費活動(個人)を「環境にどのような負荷をかけているか」という視点で見てみると、約3割を「食糧」が占めている(図)。このアプリはこうした背景を踏まえ、「食」と環境の問題を考えるきっかけにしてもらいたいという考えから開発された。

【スタッフリスト】

広告会社
アサツーディ・ケイ
クリエイティブディレクター
高野文隆
プランナー
大塚 智、梅田 哲矢
営業
今井章文

【アプリ制作】

制作会社
カヤック+CLTURE+アライズ
アートディレクター
佐藤ねじ
プロデューサー
鈴木啓央(CULTURE)
ディレクター
軍司奈水
iOS開発
松田壮、吉本淳(アライズ)
フロントエンドエンジニア
中山祐平、本多大和
サーバサイドエンジニア
土居真也

【MOVIE制作】

製作会社
(株)アームズ
プロデューサー
萩原嘉則、向井佑介
プロダクションマネージャー
小林政隆、塚原太郎
演出
六反和希
撮影
吉田明義
照明
横堀和宏

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