三省堂書店とBookLiveは12月20日、アプリを起動したスマートフォンやタブレットを本の表紙にかざすだけで、電子書籍検索や書店員のコメント閲覧などができる新サービス「ヨミCam(ヨミカム)」を発表。三省堂書店神保町本店での提供を予定している。
同サービスは、ユーザーが書店店頭で自身のスマートフォンやタブレットにインストールした「ヨミCam」アプリを使い、書籍の表紙にかざすだけで、目的の電子書籍へすぐにアクセスできるというもの。書店のレジで決済するためのバーコード画面が表示されるほか、紙と電子の価格を比較して購入することもできる。また、関連書籍や、書店員の手書きPOPなどの情報も閲覧でき、“本を探す楽しみ”を実現するという。
サービス発表に合わせ、三省堂書店では「ヨミCam」の利用促進キャンペーンを実施。店内に設置されたAR表示を「ヨミCam」で読み込み、電子書籍サービスの紹介映像を観た人に「BookLive!ポイント」200ポイント、さらに500円以上購入した人の中から抽選で10人に、電子書籍専用端末「BookLive!Reader Lideo(リディオ)」をプレゼントする。
今後は作品紹介のPOPやポスターなど、店内にある書籍以外の対象物にアプリをかざすことで、当該作品のベースとなった出来事や書籍といった多様な関連情報も提供していく予定。