ソフトバンク子会社のSBクリエイティブは、インテルの協力を受けて、小売店向けデジタルサイネージ「インテリジェント・シェルフ」を展開すると発表した。
第一弾として、「インテリジェント・シェルフ」を活用した書店向けの「インテリジェント・ブックシェルフ」サービスを4月以降、全国の書店で順次展開していく予定だという。
「インテリジェント・シェルフ」とは、設置された施設の利便性を高めることを目的に開発された「情報発信ステーション」。
小売店やショール―ム、ミュージアムなどの施設の商品棚に、インテルが開発した商品棚設置型の小型デジタルサイネージ「インテリジェント・ラベル」と情報発信の機能を付加し、ユーザーにさまざまな情報を発信する。デジタルコンテンツや店頭にない商品も、この機器の機能を活用することでユーザーに届けることができる。
今回、第一弾としてSBクリエイティブは「インテリジェント・ブックシェルフ」を開発。ハーレークインが全国の書店に設置するハーレクイン専用の本棚として展開する。
陳列している紙書籍の詳細情報、シリーズやバックナンバーなどの関連情報、新刊予告やその書店情報など、さまざまな情報を発信していくという。
また、この本棚は近距離無線端末(NFC)を搭載し、機器間通信(M2M)を実現することにより、電子書籍の立ち読みファイルをスマートフォンなどの端末へ転送したり、新刊予告を確認したりすることができるなど、ユーザーとインタラクティブなコミュニケーションができるようになるという。
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