そして、CM明けでテレビ画面に映ったのは、500gのトレーを手でバキッと割る私の笑顔が!!!実は松阪牛の業者さんにお願いして、肉の盛りを平に、厚さ15ミリまでにしていただいたのです。250gの小分けにできないなら、物理的に割ろうと思ったわけです。この手で割るという苦肉のシチュエーションがなんと、人々の共感を呼ぶのだから不思議です。
プロデューサーの方をはじめ、番組ナビゲーターの俳優さんまで、苦笑しながらもこの行動をたたえてくださいました。「あきらめん人やね、それが凄いね」という苦笑いだったのでしょう。
今も毎週続く、日曜朝6時から6時半までのラジオ番組では、私が選んだ商品が面白おかしくそして真面目に紹介されます。500gずつのトレーに平たく盛られた松阪牛は今でも売れ筋商品です。
さらに、商品が売れるまであきらめない精神を面白がってくださる(?)日本のブランドの商品開発も手がけています。そして、私自身の顔面麻痺経験から作り上げた基礎化粧品ウフドールを販売しています。
売るための極意などはないのです。ラジオで売る極意などもないのです。売ろうと思うのではなく、
すべて、お客様の状況を考えて商品を選ぶこと
すべて、お客様がどうすればどんなときに喜んでいただけるか、イマジネーションすること
すべて、その商品にあった演出を考えること
簡単、単純、明快なことです。
連載にあたり昔を思い出し、初心に立ち返ることが出来ました。この連載を、とお声がけしてくださった勇気ある皆様に感謝です!
締めの一曲は ドリス・デイ「ケセラセラ」
一生懸命でいれば、何とかなります!ありがとうございました。