日本企業に必要な『REAL MARKETING』
現在は2007年に設立した、マーケティングコンサルティング会社であるインテグレートの代表取締役CEOという立場にある著者ですが、それ以前は新卒で味の素に入社し長年、事業者側でマーケティングの実務に携わってきた経験があります。
インテグレートにて「クライアントが直面する“マーケティング課題”解決の道筋を探る」という様々なプロジェクトに参加する中で、批判を覚悟で極論を言えば、製造業を中心とする日本の企業はマーケティング活動で課題を抱えているのではなく、そもそも「マーケティング」という機能自体が存在していないのではないか、という思いを抱いているという著者。
4月頭には、日本企業に合ったこれからのマーケティング活動の在り方を解説する著書『The Real Marketingー売れ続ける仕組みの本質』(宣伝会議刊)も刊行の予定です。
コラムでは本書のテーマである、いま日本の企業が抱えるマーケティング機能の課題、さらにはその解決に向けた提案のエッセンスを全6回にわたり、紹介・解説していきます。
<著者プロフィール>
藤田 康人(ふじた・やすと)
株式会社インテグレート代表取締役CEO
1964年東京都生まれ。慶應義塾大学を卒業後、味の素株式会社に入社。
1992年、ザイロフィンファーイースト社(現ダニスコジャパン)を、フィンランド人の社長と2人で設立。1997年にキシリトールを日本に初めて導入し、素材メーカーの立場からキシリトール・ブームを仕掛けた。この結果、ガムを中心とするキシリトール製品市場はゼロから2000億円規模へと成長。2007年5月、IMC(Integrated Marketing Communication:統合型マーケティング)プランニングを実践する日本初のプランニングブティックとして、マーケティングエージェンシー株式会社インテグレートを設立。代表取締役CEOに就任。著書に『どう伝わったら、買いたくなるか』(ダイヤモンド社)、『99.9%成功するしかけ』(かんき出版)などがある。
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広報
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「CSR視点で広報を考える」
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