ドワンゴは4月、東京・銀座の歌舞伎座タワーにある本社オフィス内に、社員向け美容室をオープンした。表参道の人気サロン「artifata(アルティファータ)」による出店。店内はWi-Fi完備のほか、席には電源やパソコン用デスクも設置されており、デスクワークや打ち合わせをしながら、一流スタイリストによるカットやスタイリングなどのサービスを受けることができる。また、ミラーの上部には着脱式カメラ、シャンプー台エリアの天井には固定カメラを設置し、髪を切っている最中も「ニコニコ生放送」を配信することが可能。
発案は、ドワンゴ会長の川上量生氏。川上氏いわく、「高度成長期には、大企業や官庁のオフィス内に床屋があることは珍しくなく、仕事の空き時間などに髪を切ることができて“時間節約”につながったり、他部署の社員と席を並べて一緒に髪を切りながら床屋談義で盛り上がることが“コミュニケーションの活性化”につながるなど、さまざまな利点があった」という。これに加え、デスクワークが主で、外出の機会が少ないエンジニア社員の身だしなみを整えるという点も目的のひとつ。
あくまで「社員向け施設」のため、利用できるのは社員のみ。利用料金は非公開となっているが、福利厚生として社員価格で提供するとしている。今後は、各界の著名人を美容室に招いての対談生放送や、スタイリング実況などの企画も予定している。
お披露目会では、「エンジニア改造スタイリング」も実施。プロの手によって、
見違えるような変貌ぶりを遂げている。