消費者が購買行動の主導権を握り、売り手と買い手のパワーバランスが大きく変化しています。スマートフォンやタブレット利用の拡大、ソーシャルメディアの浸透などを背景に、消費者はこれまで以上に多くの情報を手に入れることができ、その意思決定プロセスや購買行動・心理は複雑化しています。
このように企業のマーケティングを取り巻く環境が劇的に変わる中、企業と顧客がより関係性を深めていくためには、顧客を一人の個人『個客』として理解をし、「個」の興味や関心に合った、きめ細かい良質な“『個客』体験”の提供が重要となります。本セミナーでは、さまざまなチャネルを通じて『個客』とより良い関係性を築くために必要な考え方やマーケティング施策・コマース戦略について探っていきます。
「オムニチャネル時代の顧客マーケティングセミナー」開催概要
日時 2014年5月30日(金)13:00~16:45(開場12:30予定)
会場 TKP天神シティセンター
福岡市中央区天神2丁目14番8号 福岡天神センタービル 8F
地下鉄空港線「天神駅」1番出口直結
参加者 企業のマーケティング部、宣伝部、販促部、経営企画・戦略部、ブランド戦略室など
定員 40名
参加費 無料(事前登録制)
お問い合わせ 宣伝会議 セミナー事務局
TEL:03-6418-3331
Mail:sendenseminar@sendenkaigi.co.jp
受付時間:平日10:00~18:00(土日祝祭日は除く)
プログラム
13:00~ ご挨拶
宣伝会議 編集主幹 谷口 優
13:05~13:50
第1部 「顧客」から『個客』へ 売上・ブランド向上につなげる顧客へのアプローチとは
現代の消費者はリアル/デジタルも関係なく、情報を自由に手に入れ、瞬時に共有、さらには商品を購入するといった行動が当たり前のようになってきました。それゆえに企業は、店舗やWebなどあらゆるチャネルをまたがって行動する消費者を捉え、最適なタイミングで最適なコミュニケーションを行う必要が求められています。当セッションでは、顧客とのコミュニケーションをトータルにマネジメントするうえで注目される「CMO(Chief Marketing Officer)」の役割とその見解をもとに、売上やブランド向上につなげる有効な顧客アプローチ法を探っていきます。
【講演者】
日本アイ・ビー・エム株式会社 スマーター・コマース営業部 セールスエグゼクティブ 岩佐 朱美 氏
【プロフィール】
早稲田大学数学科を卒業後、日本IBMに入社。ソフトウェア製品開発マネージャー、製品企画マネージャーを経て、00年より2年間、米IBMに赴任。帰国後はアジア地域におけるソフト販売新規事業の部長に就任。10年から買収した買収した企業のソフトウェア製品の統合事業などを経験し、12年1月より現職。
14:00~14:50
第2部 オムニチャネル時代のコマース体験を変革する「カスタマージャーニー・マネジメント」
スマートフォンやソーシャルメディアといった新しいチャネルやデバイスの爆発的な普及によるオムニチャネル化が進行しています。コマースでは、店舗、インターネット、コールセンターなど各顧客接点で発生するインタラクションを、ユーザーの期待や感情に応じて適切に管理すること-つまりカスタマージャーニー・マネジメントがクローズアップされてきています。当セッションではその手法とソリューションをご紹介いたします。
【講演者】
ジェネシス・ジャパン株式会社 ソリューションエンジニアリング本部 本部長 伊藤 滋伸 氏
【プロフィール】
DB、Webアプリケーションサーバの数々の外資会社を経た後、外資の日本進出におけるテクニカルインキュベータを担当。2007年ジェネシス・ジャパンに入社。技術営業部門の総責任者としてユーザー企業への顧客サービスソリューション提案をはじめとした活動を実行、管理している。
15:00~15:50
第3部 Gapにおけるカスタマーエンゲージメント向上の取り組みについて
ロイヤルティプログラム、ソーシャルメディア、そしてエンゲージメントイベント。いかにしてGapが日本のカスタマー一人一人とのエンゲージメント構築しているか、取り組み事例を挙げながらご説明します。
【講演者】
ギャップジャパン株式会社 マーケティング デジタル&CRM シニアマネージャー 永田 龍太郎 氏
【プロフィール】
2008年よりギャップジャパン株式会社にて、Gapブランドのデジタルマーケティング、CRMプログラム運用/分析、コンシューマーインサイト分析を担当。過去に広告会社 マーケティングプランナー、ヨーロッパ系ラグジュアリーブランドのプレス、マーケティングリサーチなど担当。