【目次】
- 1ページ目 これからの“メディア”の捉え方――アウトブレインジャパン
- 2ページ目 クロスメディア環境下のTV×Web広告最適化を考える――インテージ
- 3ページ目 タブレットによるデジタルマーケティングの拡張~その魅力と実現のポイント――インフォテリア
- 4ページ目 「診断ゲーム」はもう古い?SNS活用型キャンペーンで電子ギフトが支持される理由――SBギフト
タブレットによるデジタルマーケティングの拡張
~その魅力と実現のポイント
<登壇者>
- インフォテリア グローバルモバイル推進室室長 松村宗和 氏
顧客コミュニケーションの改善を望む多くの企業に共通してみられる課題は、大きく四つあるとインフォテリアの松村宗和氏は指摘する。
①現場の営業担当に商品知識や話題となる情報が不足しているために、顧客とのラポール形成が上手くいないこと
②営業活動による訴求が個人能力に依存してしまい、担当者の得手不得手や性別で差がでてしまうこと
③営業の現場で起こっていることや提案の状況・行動がデータ化されていないこと
④リピート施策において効果的でない
という四点だ。
こうした課題に対し、松村氏は、タブレット端末を導入・活用することが解消の手助けになると、実際の企業事例を交えて説明した。
タブレット端末を顧客コミュニケーションに導入することは、営業販売の現場にデジタルデバイスが入り込むという大きな変化を意味する。日々の営業活動のフィードバックをデータ化することでPDCAを回す循環型の営業が実現し、顧客にコンテンツを渡すことで情報を持ち帰ってもらい、口コミへとつなげることができるようになる。
松村氏は「データを貯めることは宝になります。顧客のモバイル動線をどんどんつかんでいくべきです」と語り、デジタルマーケティングをタブレット端末で拡張し、営業の現場に情報武装させることの重要性を説いた。
その実践には、蓄積したデータなどの情報、WindowsやiOSといったデバイス、さらには営業先の店舗や工場におけるタブレットの用途などをシームレスにつなげる総合的なソリューションが必要である。
同社ではこれを「ミドルフロント」と呼び、同社の製品「ASTERIA」を用いれば企業のシステムを変更することなくタブレット端末を活用できる総合的なプラットフォームを提供できる点に触れた。
セミナー終盤では、同社のモバイルコンテンツ管理システム「Hanobook」が紹介された。同サービスは、企業へのタブレット端末導入の課題である、不明瞭な導入目的、導入コストと運用、セキュリティ、導入後の教育コストといったことが解決できるという。
松村氏は、具体的な成功事例を挙げながら「Handbook」の活用は営業現場へのタブレット導入をスムーズにすると話し、セミナーを締めくくった。
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