キリンは、夏のビール需要期を控えた5月末から7月上旬にかけ、「キリン一番搾り生ビール」の新キャンペーンを展開している。
同キャンペーンは、リコーが開発した全天球カメラ「THETA(シータ)」を使った特別な装置「一番搾リング」で、ユーザーが仲間との「乾杯」の瞬間を撮影し、WebやSNSで共有することができるというもの。
「乾杯」を、お酒にまつわるシーンの中でも特に幸福な瞬間であるとし、その様子を写真に収めて共有してもらうことで、ビールを飲むことの楽しさをより多くの人に訴求したい考え。
シータは、上下左右360°を撮影できる小型カメラ。
ビールを片手にカメラを囲んでシャッターを切ると、共に乾杯する仲間がぐるりと輪のように並ぶ、ユニークな写真を撮影することができる。
写真はその場でスマートフォンにダウンロードし、ソーシャルメディアに投稿したり、「一番搾リング」キャンペーンサイトで公開することができる。
PCではマウスで、スマートフォンでは指先でドラッグ&ホイールすると、写真を回転させてアングルを変えたり、ズームアップ/ズームアウトすることも可能。
「一番搾リング」イメージムービー
「一番搾リング」は、7月上旬(予定)まで期間限定でオープンする全国4カ所のブランドコンセプトショップ「キリン一番搾りガーデン ブルワリーエクスペリエンス(一番搾りガーデン)」と、千歳、仙台、取手、横浜、名古屋、滋賀、神戸、岡山、福岡の全国9カ所のキリングループ工場に設置される。
5月26日にオープンした一番搾りガーデン東京店を皮切りに、仙台・大阪・福岡の3店舗でも順次展開し、6月下旬からは各工場でも体験できるようになる。
担当広告会社はオグルヴィ・ワン・ジャパン。
同社クリエイティブ・ディレクターの阿部晶人氏は、「“デジタル”というと、ネット上での表現だと思われがちだが、今回のように店頭の装置を起点に展開していく方法も、これから増えていくだろう」と話した。
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