[現地レポート]カンヌライオンズの新しい試み、Lions Healthとは!?

末永朗子(アサツー ディ・ケイ、ADKクリエイティブ宣伝部、クリエイティブキュレーター)

日本からカンヌに参加しているアサツー ディ・ケイの末永朗子さんに現地からレポートしていただきます。

カンヌライオンズ(正式名称:Cannes Lions international festival of Creativity)が、3年ほどの構想を経たらしい、今年ローンチさせたニューフェスティバルが「ライオンズヘルス(Lions Health)」。

What’s ライオンズヘルス?

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カンヌに入る前に、ライオンズヘルスのエントリールールなどを確認。ライオンズヘルスはざっくり言うと、いわゆる、医療関係者プロフェッショナル向けのコミュニケーションを審査する”Pharma”(ファーマ)と薬局などで手に入るコンシューマプロダクト向け製品およびヘルス領域の健康に関する啓蒙や生活習慣に対するコミュニケーションなどを審査する “Health&Wellness”(ヘルス&ウェルネス)の2つのカテゴリーに分かれて審査されます。

ヘルス&ウエルネス部門の審査委員長KATHY DELANEY氏は、ライオンズヘルスの審査をする指針として”ライフチェンジング”というキーワードを出しました。

ライフチェンジングというと大掛かりで大層なイメージがわきますが、ここで言うライフチェンジングはあくまでもヘルス領域でのこと。

ドラマティックな大きなものでなくても、生活習慣に関して何かしら変えることができるもの。日々の生活の中で気付きを与えられるものなどを指しており、例えば、子供に一日朝晩二回歯磨きをする習慣や外から帰ったら手を洗おう!という生活習慣の教育もここでいうライフチェンジングに入ってきます。

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初年度の授賞式ではコメディアンで女優のフランチェスカ・マルティネスがオープニングコメントを披露。彼女自身が脳性麻痺を持っていながら活躍するスターであり、ライオンズヘルスが目指しているヘルス領域での輝かしいコミュニケーションを評価する初代授賞式のオープニングに相応しいスペシャルゲスト。

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