【カンヌ受賞作品詳細】プロモ&アクティベーション部門

【プロモ&アクティベーション部門】

日本からは、SIXの野添剛士氏が審査に参加している同部門。300にのぼるショートリスト入選作品のうち、グランプリは、英国の百貨店 ハーヴェイ・ニコルズのクリスマスシーズンのキャンペーン「SORRY I SPENT IT ON MYSELF」(adam&eveDDB London)が受賞した。

キャンペーンタイトルは「ごめん、(クリスマスプレゼントを買うはずのお金を)自分のために使っちゃった」というもの。

家族や友人へのクリスマスプレゼントを選んでいたら、ついつい自分のものを買ってしまい、うっかり予算オーバーに…。こんな経験をしたことがある人は少なくないのでは?

そんな人々をターゲットに、ハーヴェイ・ニコルズは2013年、クリスマスギフト向けの新たなプロダクトライン「SORRY I SPENT IT ON MYSELF」コレクションを発売した。

商品ラインナップは、金属たわし(96ペンス)に歯ブラシ(95ペンス)、缶入り“クリスマスランチ”(1.89ポンド)、クリップ(99ペンス)、輪ゴムセット(1ポンド)、つまようじセット(47ペンス)と、どれも低価格のものばかり。他の人へのプレゼント代を浮かせて、もっと自分自身のためにお金を使えるようになるというわけだ。

同コレクションの商品は実店舗とオンラインストアで購入することができ、3日間で全2万6000点が完売した。Webサイトで、フリー素材のクリスマスカードを用意したのも、にくい演出。同作は本部門で2つのゴールドを受賞したほか、ダイレクト部門でもゴールドを受賞した。

日本からは、 本田技研工業「SOUND OF HONDA/AYRTON SENNA1989」(電通)がゴールドとシルバー、キリンビール「THE PHOTO GENIC BEER」(博報堂)がブロンズを受賞した。ほか、COGOO「サドル・ブロッサム・プロジェクト」(TBWA\HAKUHODO)と本田技研工業 N-WGN「SMARTPHONE CASE N」(電通)がショートリストへの入選を果たした。

その他、上位受賞作品は以下の通り。

次ページ 「上位受賞作品」に続く

canne_lead

次のページ
1 2
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ