フランス・カンヌで先週行われていたカンヌライオンズが21日に閉幕した。日本からの受賞は全部で57本。昨年の33本、一昨年の50本に比べても大幅な増加となった。
部門別は数の多かった順から、デザイン部門17本、アウトドア部門9本、サイバー部門4本、PR部門4本、ダイレクト部門3本、プロモ&アクティベーション部門3本、ブランデッドコンテント&エンターテイメント部門2本、フィルム部門2本、メディア部門2本、モバイル部門1本、チタニウム1本の受賞となっている。また、新設のライオンズヘルスで8本となっている。
日本の受賞作の中で今年最多のライオンを受賞したのは、ホンダ インターナビの「Sound of Honda / Ayrton Senna1989」(電通)。チタニウムのグランプリを筆頭に、サイバー部門・ダイレクト部門・フィルム部門・アウトドア部門・プロモ&アクティベーション部門でゴールドなど計15本のライオンを獲得。今年の広告界を代表する仕事の一つとなった。
葵鐘会「Mother Book」(電通中部支社)は新設のライオンヘルスでグランプリのほか、デザイン部門でもゴールドを受賞。
田舎館村「Rice Code」(博報堂)はアウトドア部門・PR部門でゴールドを受賞した。
また、今年28歳以下のクリエイターを対象にした「ヤングライオンズ・コンペティション」では、プリント部門とPR部門の2部門で最高賞のゴールドを獲得。
プリント部門は電通 コピーライターの矢部千尋氏と同アートディレクター上西祐理氏が、PR部門はアサツーディ・ケイのインタラクティブプランナー 梅田哲也氏と同アカウントエグゼクティブ 岡田雄一郎氏が受賞した。日本人のゴールド受賞は初で、2部門同時達成の快挙となった。