宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(アンダーワークス、トライバルメディアハウス、サイトコア)

事例から紐解く「ネット×リアル」マーケティング実現のための仕組み

講演者

  • 片桐 佳江(サイトコア株式会社 マーケティング本部長)

「オムニチャネルでのコミュニケーションは、膨大な量のコンテンツの中から適切なコンテンツを選択し、適切なチャネルで、正しい相手に、適切なタイミングで届けるということ。その実現には顧客起点のコミュニケーション設計が必要だ」と、サイトコア マーケティング本部長の片桐佳江氏は語る。

サイトコア株式会社 片桐 佳江 氏

イギリスのチェスター動物園では、園内で動物のガイダンスが聞ける動物園マップアプリと、園内で回った動物のバッジを集めるゲームアプリを開発。2つのアプリでリアルでの体験の楽しさを増強し、モバイルのコンバージョン率105%、売上は129%という成果をあげた。

脱毛サロンミュゼプラチナムは、サロン来店時に化粧品サンプルを渡した会員だけに、来店後に会員サイトを訪れたタイミングで感想を聞くアンケートや座談会を案内するバナーを表示するなど、顧客の行動履歴からニーズを推測し最適なコンテンツを届けることで、売上向上や顧客との関係性を深めることができた。

サイトコアは、潜在顧客のオンラインやオフラインの行動履歴からコンテンツをパーソナライズして提供して顧客化する取り組みを始めている。

大きな成果が期待できるオムニチャネルでのコミュニケーションだが、その実現には大量のコンテンツを効率よく管理し、どの人に、どのコンテンツを、いつ、どのような手段で届けるかを簡単に設定できるコミュニケーション設計が必要だ。

片桐氏は「必要な機能が1つの基盤に統合されたシステムが便利」と話す。

SitecoreはWebコンテンツマネジメントシステム、マーケティングオートメーションを1つの基盤に統合したソリューションで、主要なCRMやデータベースシステムと連携しやすく、技術的な知識がない人でも簡単に管理できる仕組みだという。

また、システム導入に加えて、より良いコミュニケーション設計をするためのノウハウを持ったコンサルティングサービスもサイトコアおよびパートナーより提供している。

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宣伝会議 インターネットフォーラム事務局 2014
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