宣伝会議インターネットフォーラム 2014レポート(マクロミル、セルフデザイン、ゆめみ)

売上げがあがる「コンテンツSEO」徹底解説

講演者

  • 山田 明裕(株式会社セルフデザイン・ホールディングス 取締役CCO チーフ・コンテンツ・オフィサー)

良い製品やサービスを提供しているはずなのに、顧客に届かない——。セルフデザイン・ホールディングスの山田明裕氏は、「こんな機会損失を解消するのが『コンテンツSEO』」と主張する。

株式会社セルフデザイン・ホールディングス 山田 明裕 氏

講演は、自身が持つ「検索体験」のエピソードから始まった。お気に入りのクツの汚れを落としたかった山田氏は、「まとめサイト」である店を知り、利用したという。サービスには満足したが、「このサイトがなければ、頼まなかったでしょうね」と振り返る山田氏。いまやユーザーの検索から購買チャンスをつかむには、彼らの意図・欲求に応えるコンテンツを用意しておくことが不可欠だ。

コンテンツを用意してもアクセスしてもらわなければ意味がない。そこで同社では、検索からの流入を増やすために「オタク」の力を活用している。実際、あるスキンケア用品の記事の流入キーワード数は、商品愛用歴10年以上の「オタク」ライターの記事のほうが、一般的な美容ライターの記事の4倍以上となった。コンテンツのテーマは、ユーザーの意図・要求で整理した検索キーワードから導き、網羅性を高めている。

こうしたコンテンツを自社サイトに用意しておく利点はもう一つ。「それはすぐに購買に至らずとも、リターゲティング広告で継続したアプローチができる点です。『コンテンツSEO』は、SEO(検索エンジン最適化)視点を取り入れ、より多くのターゲットを集めながら、販売機会を広げる手法なのです」。

次ページ「カスタマージャーニー視点によるゲーミフィケーション活用事例」

前のページ 次のページ
1 2 3
宣伝会議 インターネットフォーラム事務局 2014
宣伝会議 インターネットフォーラム事務局 2014
宣伝会議 インターネットフォーラム事務局 2014
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

このコラムを読んだ方におススメのコラム

    タイアップ