月を使う?それって…

逆に、ネガティブな反応としては、

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The Telegraph
“They’ll be dumping what some will view as trash on the lunar surface.”

IFL Science
“The plan to put a can of Pocari Sweat on the lunar surface may make people as queasy as the name of the drink.”

※商品名にSWEAT=汗が入っているのでポカリを知らない欧米人はおうおうにして「汗のドリンクかよ」とネガティブな反応をする(涙)。

このようなものが、とくに海外の反応の中にいくつか見られました。ゴミを捨てることになるのでは?とか環境破壊になるのでは?という意見。ポカリスエット型のタイムカプセルを置いてくる=ポカリの空き缶を捨ててくるのと同じなんじゃ?という意見です。

実際は、タイムカプセルを置いてくるだけではなく、それをいつかキミの手で開けにいこう(=もっと宇宙に興味を持って勉強して、君たちの中から近い将来宇宙を目指す人が現れて欲しい!)と呼びかけ、タイムカプセルを開ける鍵を子供たちに配って回るという、カプセル回収まで見据えたプロジェクトなので、空き缶を捨ててくるのとは訳が違うんですけどね。

(※キャンペーンの詳細ムービーがサイト上で英訳されていないなどの理由から、海外ではプロジェクトの意義まで深く理解してくれてないのかもしれません)

ちなみに、月面にはすでにアメリカやロシアなど「国」が置いてきたり打ち込んだりしたまま放置し、使えなくなった機材やら何やら、本当の「ゴミ」が無数に落ちています。それは誰も話題にもしないんだけど・・・。

次ページ 「両方の意見が出ることは当初から想定していました。」へ続く

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細川 直哉(Drill チーフ・クリエーティブ・オフィサー)
細川 直哉(Drill チーフ・クリエーティブ・オフィサー)

1970年生まれ。早稲田大学大学院にて建築意匠を専攻。1995年、電通入社。

クリエーティブ局、OOH局、プロモーション事業局を兼務し、「消費者参加型」キャンペーンを数多く手がける。
2011年にドリルのエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任。与えられた時間と予算の中で最も劇的にクライアントニーズを解決するというミッションを実行するために組織された少数精鋭のソリューション集団を率いている。

CLIO、ADFEST、Spikes Asiaでのグランプリをはじめ、Cannes Lion、ニューヨークADC GOLDなど数多くの国内外の広告賞を受賞。Cannes Lionほか数多くの海外広告賞の審査員を務める。

一級建築士でもあり、自ら建築デザイン、空間プロデュースも手がける。

細川 直哉(Drill チーフ・クリエーティブ・オフィサー)

1970年生まれ。早稲田大学大学院にて建築意匠を専攻。1995年、電通入社。

クリエーティブ局、OOH局、プロモーション事業局を兼務し、「消費者参加型」キャンペーンを数多く手がける。
2011年にドリルのエグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクターに就任。与えられた時間と予算の中で最も劇的にクライアントニーズを解決するというミッションを実行するために組織された少数精鋭のソリューション集団を率いている。

CLIO、ADFEST、Spikes Asiaでのグランプリをはじめ、Cannes Lion、ニューヨークADC GOLDなど数多くの国内外の広告賞を受賞。Cannes Lionほか数多くの海外広告賞の審査員を務める。

一級建築士でもあり、自ら建築デザイン、空間プロデュースも手がける。

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