総合的なデジタル広告・マーケティングのアワードである「コードアワード2014」(D2C主催)の受賞作品全13作品が10日に決定し、エバラ食品工業の「おくちの中の遊園地」がグランプリに選ばれた。
同施策は、若い母親層を主な対象とし、子供が楽しんで野菜を食べるきっかけづくりをコンセプトとしたもの。パソコンの前で口を動かすだけでゲームが操作できる新たな仕組みで「ヴァーチャルに野菜を食べる体験を提供したこと」、キャンペーンイベントによって「骨伝導テクノロジーを利用して楽しんで野菜を食べること」の2点が評価された。
このほか、ベスト・イフェクティブに「MUJI passport」(良品計画)、ベスト・ブランディングに「オレたちのゆきこたんプロジェクト」(雪印メグミルク)、ベスト・キャンペーンには「3D on the Rocks」(サントリーホールディングス)、ベスト・ユーズ・オブ・メディアには「さわれる検索」(ヤフー)が、それぞれ選ばれた。また、一般投票により選ばれるパブリックベストには「自撮り48」(ロッテ)が選ばれた。
審査員長を務めた恩藏直人氏は本アワードを振り返り、この数年、情報技術の発展により企業側による情報機器の利用水準も高まったことに触れ、消費者と企業との接点が従来のマーケティングでは考えられなかったような高いレベルで展開されつつあると総評した。
今回は2013年4月~2014年3月に各種デジタルを活用し、実施・開始されたマーケティングコミュニケーション事例が対象。
各賞の詳細、審査員は以下の通り(広告主企業、商品・サービス名「作品名」の順)。