経済広報センターは28日、優れた企業広報を実践している企業や経営者、企業広報の実務者を表彰する「企業広報賞」の選考結果を発表した。第30回を迎えた今回、その頂点となる「企業広報大賞」には森ビルが選出された。
評価対象は2013年4月から14年3月までの広報活動となっており、森ビルは「虎ノ門ヒルズ開業」「六本木ヒルズ10周年」などに取り組み、都市再生や「逃げ込める街づくり」といった防災拠点としての安全への取り組みなどが評価された。
企業広報経営者賞はダイキン、カルビー
社内外の広報活動に熱心に取り組み、コミュニケーションを推進している経営者を称える「企業広報経営者賞」には、ダイキン工業の井上礼之・取締役会長兼グローバルグループ代表執行役員、カルビーの松本晃・代表取締役会長兼CEOが受賞した。
ダイキン・井上会長はグローバル企業へと成長させ、ブランド力の向上、ダイバーシティ経営をアピールしてきた点が評価された。また、カルビー・松本会長はジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人トップから転じて創業家以外の経営者として就任。ダイバーシティと社会貢献活動に取り組んできた点が注目を集めた。
実務家の表彰に西武ホールディングス・西山氏、日産・濱口氏
このほか、広報活動の実務者やチームを表彰する「企業広報功労・奨励賞」には西武ホールディングスの西山隆一郎氏(取締役上席執行役員広報部長/西武鉄道・取締役上席執行役員広報部長と兼務)、日産自動車の濱口貞行氏(国内企業・商品広報部部長)が受賞した。
TOBや株式再上場など日々メディアの注目を集めるなか、きめ細かな広報対応によりメディアとの信頼を築いた西山氏、24年にわたり企業広報・商品広報に携わってきた濱口氏の実績がそれぞれ評価された。
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