アディダスがFIFA ワールドカップのマーケティングについて語る

アディダス ジャパンは、7月22日から、FIFAワールドカップのマーケティングをテーマにセミナーを開催した。会場である東京・六本木ヒルズの特設カフェ「2014 FIFA World Cup Brazil™ STADIUM」には、毎回40名前後が参加。企業のマーケティング担当者や広告会社の方を中心に、サッカー関係者や学生なども参加してた。

アディダス ジャパン マーケティング事業本部 Brand Marketing Senior Manager 尾﨑菜々子氏。

7月30日に行われたセミナーでは、「adidas『FIFA ワールドカップ』ターゲットセグメンテーション戦略~フットボールファンを増やせ。新規顧客への新たな取り組み~」と題し、アディダス初の女性に向けブランドキャンペーンなどを手掛けた経験を持つ同社 マーケティング事業本部 Brand Marketing Senior Manager 尾﨑菜々子氏が登壇。ターゲットセグメンテーション戦略をテーマに、今回のFIFA ワールドカップにおいて、いかにして新しいコンシューマーを巻き込んでいったかについて語った。

今回のFIFA ワールドカップでは、「仲間、家族とサッカー日本代表のユニフォームを着て応援する文化を定着させる」ことをゴールとして設定。前回大会を大きく超える売り上げを目指すという、同社にとって「過去最高のサッカー日本代表ビジネス」だった。本講演では、新規のフットボールファンを増やすため、これまでリーチできていなかった層への様々なアプローチが実例と共に紹介された。

中でも、ターゲットコンシューマーを「ガールズ」に設定し、SHIBUYA 109とコラボレーションして行ったプロモーションは話題になった。同プロジェクトを指揮した尾﨑氏は、「コラボレーションした企業さんとは、お互いのコンセプトを理解し合い、お互いの資産を活用し合っていました」と語り、両者がwin–winになるような効果を狙ったという。このプロジェクトは、サッカー日本代表ユニフォームのSサイズの売れ行きに大きく影響したという。


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