「共感促したアイコン的デザイン」電通中部支社・圡橋通仁氏
「交通事故」を根深い問題として抱えつづけてきた愛知県。いままでも自治体発信、公共広告などを通して何度も事故防止が呼びかけられてきました。
私たちのチームは「多くの愛知県民は、交通事故の広告に対して既視感を覚えているのではないか」と考え、今までとは一線を画すビジュアルコミュニケーションを目指しました。フラッグシップとなる“アイコン的デザイン” を開発したのです。
これにより愛知県全体が「ひとつ」になって「本気で」立ち上がったと感じさせられる。あらゆるツールに展開しやすく記憶にも残りやすい。コピーワークは「交通事故にまつわる事実」をベースとし「自分事」として感じさせる“共感性”を重視しました。読んだ県民一人ひとりがスムーズに実際のアクションにつなげられるようにチームで制作を進めました。