日宣、ハル・プロデュースセンターを買収——M&Aで成長加速へ

中堅広告会社の日宣(東京・千代田、大津裕司社長)は6日付で、大阪市に本社を置く広告会社ハル・プロデュースセンターの全株式を取得し、完全子会社化した。日宣は9月にもハル・プロデュースセンターの大阪と東京の事業所を統合したのち、2015年3月をめどに吸収合併する。

日宣はここ数年で事業規模を拡大しており、今回の買収もその一環。同社の売上高(2014年2月期)は前期比約2割増の31億5000万円。15年2月期も2割近い成長を見込んでいる。セールスプロモーション(SP)領域の制作力に強みを持ち、大手住宅メーカーの販促ツール制作や全国のケーブルテレビ局のチャンネルガイド編集などを手がける。社員数は87人。

ハル・プロデュースセンターもSPを主領域とし、ホームセンターやドラッグストアの店頭で配布するフリーマガジンを自社メディアに持つ。2013年9月期の売上高は約6億円。社員数は17人。

日宣は、2020年までに売上高100億円を目標に掲げている。そのため広告関連会社のM&Aや人材採用に積極的に取り組んでいく考えだ。


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