1964年、開高健、山口瞳、柳原良平らサントリー宣伝部出身者が中心となって創業されたサン・アド。現在まで、トップ広告プロダクションとして、50年にわたって日本の広告表現を牽引し続けてきた。
同社の50周年の節目に、月刊ブレーンでは、別冊『そこは表現の学校のような場所でした。』を発売する。
〈コピー〉〈デザイン〉〈写真〉〈文字〉〈現場〉〈色〉〈物語〉〈演出〉〈質感〉〈エロス〉など、11のテーマと共に、これまで同社内で培われてきた“表現”の考え方、作り方を、サン・アドの現役クリエイターが自ら語り下ろし、言語化して伝えていく。
責任編集は、『BRUTUS』の編集や書籍の企画・編集・執筆者として活躍している、フリーの編集者 伊藤総研氏が務めた。
「この本は、『サン・アドの広告表現とは何か』を、現在進行形のサン・アド内で、サン・アドの人々と見つけだしていった記録である。何を決めつけるものでも、何を
肯定や否定するものでもない。サン・アド内に存在した広告表現に関する想いや考えを拾い集めた、ただそれだけの本である。しかし、その中には、今の時代、広告表現を追求する人々が、忘れてしまったこと、できなくなってしまったことが確かに存在しているように思う。」(本文より)
発売は8月28日、価格は1,600円(税別)。全国書店のほか、8月30日からGallery916で開催される「Orange! 株式会社サン・アド創立50周年記念展覧会」会場でも販売される。
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月刊ブレーン 別冊『そこは表現の学校のような場所でした。』 目次
デザインI「“図を案ずる”と書いて、“デザイン”と読む」
細谷巖×高井薫
コピー「コピーこそ、人間らしくやりたいナ♡」
岩崎亜矢×一倉宏
写真「写真とは不完全なものである」
葛西薫×ホンマタカシ
デザインII「コピーが読みたくなるデザインを!」
前田知巳×安藤隆
文字「答えはなく、難しい でも、文字は楽しい」
安藤基広×島田陽介
色「サン・アド的“色”へのアプローチ、見つけました」
瀬古泰加×藤田佳子
物語「手にした人によって広がっていく『物語』」
笠原千昌×小原淳平
質感「繊細で、微細で、丁寧で 人間にしかできない広告作り」
古屋晋司×森野和馬
現場「想像と発見を繰り返し、現場が作られていく」
木村玄
演出「演出をしない演出家、場の空気を作り、人を動かす」
山野邊毅×臼井悟史×原田陽介
エロス「広告表現にエロスが必要ないくつかの理由」
内藤零×中本陽子×白井陽平
Column 01 サン・アドのイラストレーション
Column 02 サン・アドの人たち
Column 03 サン・アドのクライアント
Column 04 サン・アドの仕事場
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