LINEは28日、個人間ECサービス「LINE MALL」で、食品や日用品などのメーカー製品をグループ購入できるサービスを開始した。複数の無料通話・メッセージアプリ「LINE」ユーザーで共同購入することで、通常の販売価格から最大50%割引される。同日からエビアンのナチュラルミネラルウォーター、ジョンマスターオーガニックのシャンプーやコンディショナー、「Victoria’s secret ボディミスト」などが出品されている。「LINE」上の知り合い同士で、商品購入を呼びかけあってもらい、潜在的な需要を取り込みたい考え。
今秋には「LINE」ユーザー間で、「LINE MALL」で買った商品をプレゼントできる「LINEギフト」を始める。相手の住所を知らなくても送ることができ、特定の人のために複数人でお金を出し合って買うことも可能。
年内には、農作物や鮮魚などの生産者、セレクトショップなどと契約を結び、生鮮食品や、アパレル・雑貨を販売できる環境を整える。商品ラインナップを拡充し、「LINE MALL」の仮想商店街化を図っていく。将来的には、個人クリエイターによるハンドメイド商品を紹介し、「LINE」ユーザーの評価が高かったものの量産化を支援する計画もある。
「LINE MALL」はスマートフォンアプリから商品の画像をアップロードし価格を設定するなどして簡単に出品できる。ダウンロード数は8月末時点で200万超。3月の導入時には2週間で10万点の新規出品があったという。インターネットを介する個人間取引(C to C)ECは拡大が続いている。スマホアプリでは「LINE MALL」のほかに「メルカリ」などがある。同アプリは7月22日時点でダウンロード数が400万を突破している。また月間流通金額は10億円を超え、1日の出品数は10万点以上だという。
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