消費者の、消費税増税の実感が強まっている。企業にとっては「買いたい理由」をうまく作れるかどうかが今後の分かれ目となりそうだ。
共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティマーケティングの調べによると、「節約したい」派が継続して増加しており、8月は初めて全体の60%を超えた。前回調査時の6月の58.3%から5.5ポイント上昇し、63.8%となった。消費増税を「非常に実感している」と答えた人も4割を超え、増税がスタートした4月の28.2%から8月は42.9%となった。
節約したい平均金額は月に1万6192.5円。6月の平均額から約870円増加した。世帯年収別に見ると、世帯年収1000万円以上の節約したい金額は平均2万3092.3円で、他の層と比べて最も高い。また、6月調査時から3189.9円増えた。以下各層の平均額は、800~1000万円未満は1万8870.5円、600~800万円未満は1万6892.7円、400~600万円未満は1万5844.5円、200~400万円未満は1万5068.0円、200万円未満は1万2197.5円となり、世帯年収が下がるにつれて節約したい金額も下がった。
調査対象は、「ポンタ」会員3000人。8月1~4日にかけてインターネットで調査した。
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