【前回のコラム】「地方の田舎にあるチャンス—元公務員の脱・元公務員大作戦3」はこちら
このコラムのお話をいただいた時、僕なんかがこんな大舞台でいったい何を書いたらいいんだろうと、正直おののいた反面、中身のアテはなんとなくすぐに思い当たりました。
コピーライターになりたいと思っている人の気持ちをもうひと押しするもの。やりがいや楽しさを伝えるのはもちろんだけど、例えば発想も環境もリスクも、どこまでもかけ離れた場所から転身した人間の話というのも案外興味を持ってもらえるかもしれない。こんな人もいるんだなと、それなら自分もと、一歩踏み出す後押しができるかもしれない。そんなことを思って、素直に僕のありのままを話してみることにしました。
脱・元公務員
これまで3回いろいろと赤裸裸に語ってきたこのコラムですが、最初っから頭についているアドタイに似つかわしくない謎のタイトル
「元公務員の脱・元公務員大作戦」
これは僕が今、日々意識していることでした。
自分で自分の経歴をこれだけおおっぴらにしておきながら言うのもなんですが、本当は僕は、この「元公務員」ってのを脱したい。そんなこと誰しも、なんなら自分自身でさえも、すっかり忘れてしまうくらいコピーライターでありたい。
よく、公務員辞めるなんてすごいね、勇気あるね、バカだね、と声をかけていただくことがあります。だけど、辞めただけじゃあ本物のバカ。そうやって飛び込んだ世界で、ふんばれなきゃ。書いたコピーやつくった企画で、「バカだね」って言われるくらいの仕事を積み重ねていくぞ。と、この大舞台をお借りしてそんな決意表明をさせていただいた次第です。
コピーライターの登竜門、『第52回宣伝会議賞』応募受付開始しました