——デジタルマーケティングソリューション市場には、多くの企業が参入しているがアドビならではの強みは、どこにあるか。
昨今ベンダー各社が日本市場で攻勢をかけているが、その中でもアドビならでは強みの一つと考えるのが20年以上にわたり、「Photoshop」や「Illustrator」を通じて企業のマーケティングと築いてきた関係だ。
またデジタルマーケティングが有効に機能するためには、そこに載るコンテンツの存在が欠かせない。その点、長年に渡ってクリエイティブの現場で愛用されてきたアドビのソリューションには、コンテンツの制作(Make)から、制作したアセットの管理(Management)、さらにそのアセットを使ったマーケティング活動の成果の測定(Measure)、結果的な成果(Monetize)の「4M」が組み込まれている。コンテンツを作る(MAKE)のところから、企業のデジタルマーケティングを支援できる点が、アドビならではの独自性だと思う。
マーケティング手法は過去50年以上に、この10年で大きく変わった。もともと高い技術力、サービス力のある日本企業が、その変化に対応しデジタルテクノロジーを味方に付けることができれば、まだまだ成長の余地があると考えている。2020年には東京でオリンピック・パラリンピックも開催され、日本全体が活性化していくタイミングにある。日本におけるマーケティングの経営ゴト化、さらに生産性向上のための効果的なデジタル活用に貢献していきたい。
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