パナソニックが6年かがりで47都道府県のジュニアアスリートを撮影——オリンピック特需取り込み狙う

パナソニックは25日、2020年の東京オリンピック開催に向け、6年間にわたり全国のジュニアアスリートを4K映像で撮影し発信するプロジェクト「ビューティフルジャパン」を始動すると発表した。

プロジェクトのスタートを宣言した、プロジェクトアンバサダーの綾瀬はるかさん(中央)。

このプロジェクトは、この4K対応のデジタルハイビジョン液晶テレビ「ビエラ」の新モデル発売を機にスタートする。今年10月から2020年まで6年がかりで、プロジェクトアンバサダーの綾瀬はるかさんとともに、全国47都道府県を訪問。オリンピックを目指すジュニアアスリートを訪ね、練習風景やオリンピックにかける思いなどを語ってもらい、各地の美しい日本の風景とともに4K映像で撮影するというもの。映像は今後、様々なメディアを通じて発信する予定。

同社によると、テレビの販売台数は、2011年の地上デジタル放送完全移行後しばらくは低迷していたものの、近年は大画面テレビを中心に回復傾向にあり、4Kテレビの販売も想定以上に好調に推移している。4K放送が開始する2018年以降は、東京オリンピック開催の影響で年間800万台~1000万台が販売される市場にまで成長すると予想されている。今回のプロジェクトを機にさらなる購買意欲を喚起し、オリンピック特需を取り込む狙いだ。

第一弾として、既に福島県と静岡県を訪問しており、このプロジェクトCMが10月17日から全国で放送される。パナソニック コンシューマーマーケティングジャパン本部の中島幸男本部長は「6年間かけて1つのプロジェクトを通じてお客さまとコミュニケーションするのはこれまで例がないこと。しっかりとしたブランディングにつなげていきたい」と意気込みを語った。

25日の発表会では、このCMを放送に先駆けて公開。会場には、綾瀬はるかさんも駆けつけ、「まっすぐな気持ちで練習に臨む子どもたちの姿が、神々しく感じた。オリンピックに出たらぜひ応援に行きたい」と語った。


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