コピーを書くということ(4)—スワット方式

スワット方式

クリエイティブディレクター(以下CD)を中心に、
コピーライター、アートディレクター、プランナーがアイデアを持ち寄る
通常の打ち合わせとは別に、
TBWAにはスワット方式という打ち合わせの仕方があります。
コピーライターとアートディレクターの2人で1チーム。
仕事にもよりますが、5チームたつとすると、
残り4チームがライバルであり社内競合となります。
CDから共有日が決められると、
それまでに2人でアイデアを出し合い、詰めて、CDにプレゼンをする。
そこで、これはないね、これはいいね、これはこうするといいかもね、
というディレクションを受けてまた考える。
それを繰り返していきながら、最後まで案が残ればプレゼンしてもらえるし、
得意先に通れば制作することができます。

プチCD気分

僕が思うこのスワット方式のいいところは、
プチCD気分を味わえることです。
いい意味でも悪い意味でも、アイデアをもっていけば、
CDがまとめて方向を指し示してくれる通常の打ち合わせとは違い、
すべては自分たち次第。
この商品でどういったキャンペーンを張ればいいか考え、 
言葉に、ビジュアルに、お互いが責任をもってまとめていく。
さらに、同じ土俵で考えているため、
別チームが出したアイデアにたびたび嫉妬。勉強にもなります。

TBWA\HAKUHODOで働いて約1年になりますが、
LAでの本社勤務をされた方やさまざまなバックグランドを持つ方たちの
打ち合わせはとても刺激的。
そして、僕自身、受け手であるターゲットのこと、
企画のコアとなるBIG IDEAのことを、
より意識するようになりました。

次ページ 「コピーを書くということ。」に続く


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