JCB、カード利用状況を分析してクーポンを配信

JCBは10月から、クレジットカード決済に連動したクーポン・情報配信サービスの実証実験を開始する。対象地域は東京・新宿駅周辺のエリアで、百貨店や家電量販店、飲食店などのJCB加盟店と、ぐるなび、JTB、NTT東日本ともタイアップする。期間は来年3月まで。

実験するクーポン配信は3パターン。一つめは、クレジットカードを利用し、信用情報が照会されたタイミングでカード利用店の周辺店舗のクーポンなどを配信する。二つめは、登録した情報とカード利用状況が、加盟店が設定した条件に合致した場合。三つめは蓄積した情報から行動予測を行い、予測に見合ったクーポンをまとめて送るというもの。

JCBは、今回始めた実証実験で、「消費者がほしいと思ったタイミングで、必要なクーポンを配信できるようになり、購買機会ロスを防げる」としている。

利用するには、JCBカード会員で、所定の情報入力と専用のスマートフォン向けアプリをダウンロードする必要がある。10月時点の参画企業は、小田急百貨店、ココカラファイン、新宿TSUTAYA、新宿メトロ食堂街、髙島屋、ビックカメラ、モンテローザで、11月以降にぐるなび、Flags、丸井、三越伊勢丹などが参加する予定。


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