出版の打ち合わせは、まるでテレビドラマ！
本の出版が決まった私は、一人東京へ向かいました。豪華なソファに、落ち着いた照明。老舗の喫茶店は、テレビドラマで見た、編集者と作家の打ち合わせシーンそのものでした。 早速、打ち合わせが始まり、「女の子向け仕事図鑑」に100種類の職業を掲載しよう、という方向へ。甘ちゃんな私は、まさか一人で書くなんてことはないよなぁ、とのんびり構えていました。現在、書店にある仕事図鑑の大半は、何人かのライターが手分けして書いたものだからです。……しかし。
「じゃ、頑張って書いてくださいね！」と、鬼塚氏にっこり。
「華井さんの名前で出るんですから」と、出版社の方も追い打ちにっこり。
「え、一人で書くんですか！？」と言えるはずもなく、私はげっそり。
今は、一人で黙々と原稿を書いています。でも、気持ちは一人ではありません。今回は作家のエージェント会社を経由して決まった企画のため、編集者とエージェントが第三者の立場で、私にアドバイスをしてくれます。 不要な企画をばっさり切ってくれたエージェント、仕事と両立できず原稿が滞ってしまう私を励まし、的確な助言をくれる編集者。2人がいるからこそ、私は今日も楽しく、全力で書き続けることができています。
続く（第4回では、取材についてお話します）
華井 ゆりな
愛知県生まれ。コピーライターとして、トヨタ系企業、大手飲食チェーン、病院、私立大学、専門学校など、多種多様な企業の取材を行いながら、本を執筆中。「コピーライター養成講座 基礎コース」「文章力養成講座」「プロモーショナル・マーケター養成講座」「編集・ライター養成講座 総合コース」修了生。
『編集・ライター養成講座 総合コース』
講師陣は、総合誌、週刊誌、ビジネス誌、ファッション誌、Webメディアなどさまざまな分野の現役編集長や、第一線で活躍中のライター・ジャーナリスト・作家など。多くの課題添削、実践トレーニングを通じて、現場で活躍できる編集者、ライターを養成します。
・[10/25 大阪]養成講座OBが語る出版業界サバイバル競争
・[10/25 東京]読みたくなる文章の書き方
・[11/1 東京]編集者・ライターのなり方、働き方
