READYFORが1億円のクラウドファンディングプロジェクト募集開始 箭内道彦氏らがサポート

日本最大のクラウドファンディングサービスREADYFORは10月14日、1億円を達成できるような日本最大規模のクラウドファンディングプロジェクトを募集する「みんなでかなえる1億円プロジェクト~いままでで1ばん、おおきな夢をみよう~」を開始する。同日行われた「READYFOR OF THE YEAR 2014」の授賞式に合わせて発表した。

左から、READYFOR米良はるか氏、スペシャルキュレーターの土屋敏男氏、佐々木俊尚氏、佐藤尚之氏、上田壮一氏

同プロジェクトでは、アイデアを日本中から募集し、その中から特に優れたアイデアをスペシャルキュレーターが選びだし、アイデアの実現に向けサポートしていくという。スペシャルキュレーターは、箭内道彦氏(すきあいたいヤバい クリエイティブディレクター)、土屋敏男氏(LIFE VIDEO 代表取締役ディレクター)、佐々木俊尚氏(ジャーナリスト・作家)、佐藤尚之氏(コミュニケーションディレクター)、上田壮一氏(Think the Earth プロデューサー)らが務める。

箭内道彦氏はスペシャルキュレーターを務めるにあたり、「夢は見て終わりじゃなく、叶えてはじまる。直接的な社会貢献だけじゃなくてもいい。見たことのないライブをやりたいというプロジェクトだって、たくさんの人を幸せにして、結果的に社会貢献になるかもしれない。ばらばらな人が力を合わせると面白いことができる。それがこれからの日本に必要なこと」とコメントを寄せた。

「みんなでかなえる1億円プロジェクト」プロジェクトサイト

READYFORは2011年にサービス開始。日本で最大のクラウドファンディングサービスに成長し、これまでに約1300個以上のプロジェクトを通じておよそ5万7千人から約7.5億円の資金を集めてきた。

「だが、まだまだ世の中に知られていない手法。都市部の一部の動きにとどめることなく、地域のおじいちゃん、おばあちゃんにも知られるくらい広がってほしい。そのために『一億円』のキャッチーさが一役買っていくことを期待したい」と佐々木俊尚氏は語った。

佐藤尚之氏は様々なNPOの活動支援に携わってきた経験から、「助成金頼みの風潮を脱し、クラウドファンディングなどのサービスを使って自分で取りに行く方法もあると多くの人に知ってほしい」と話した。

キュレーターはプロジェクトを選ぶだけではなく、そのプロジェクトのよさを世の中に伝え、応募者と共に実現に向け伴走する役割も担う。「見つける目を持っているか、応募者のやりたいことを翻訳して伝えられるか。キュレーターとしての実力も試される」(土屋敏男氏)という覚悟で臨むという。

READYFOR代表の米良はるか氏は、「プロジェクトに帰着させるプロフェッショナルの方々に協力してもらえて心強い。こうしたプロジェクトを通じてREADYFORの活動が知られることで、応募者の方々も活動しやすくなる。誰もがやりたいことを実現できる社会に近づけると思う」と意欲を語った。

同プロジェクトの応募資格は、プロ、アマ、個人、企業、団体を問わない。自薦・他薦もいずれも可能。1億円以下でも大きな夢であれば応募できるという。締め切りは12月14日で、プロジェクトのサイトより受け付ける。


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