第36回「読者が選ぶ・講談社広告賞」(講談社メディア事業局主催)の贈賞式が16日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれた。各部門の大賞には、味の素(男性誌部門)、日本コカ・コーラ(情報誌・コミック誌・幼児誌部門)、コーセー(女性誌部門)がそれぞれ選ばれた。
男性誌部門に選ばれた味の素は、ナスや玉ねぎなどの野菜を前面に出した企業広告で、「クーリエ・ジャポン」に掲載したもの。情報誌・コミック誌・幼児誌部門の日本コカ・コーラの広告は、コミック誌「モーニング」に掲載した緑茶飲料「綾鷹」の広告で、同誌の人気漫画「へうげもの」とタイアップした。女性誌部門のコーセーは、女優の新垣結衣を起用した「雪肌精 ホワイトBBクリーム」の広告で、「with」に掲載した。男性誌部門の味の素と女性誌部門のコーセーは2年連続で大賞に選ばれた。
大賞の選考は、昨年に続いて出席者の投票を踏まえて贈賞式中に集計された。その場で大賞が発表され、壇上に立った味の素の名久井貴詞・広告部制作企画グループ長は「うちが選ばれるとは思っていなかった」は驚いた様子。日本コカ・コーラの今西周・コネクションプランニング&メディア部長は、「綾鷹はカテゴリーでシェア3位。チャレンジャーとしてタイアップを試みた。こうして評価されたことは励みになる」と述べた。コーセーの北川一也・執行役員宣伝部長は、「昨年に続いて受賞することができ喜んでいる」とコメントした。
「いま最も輝いているキャラクター」を選ぶ「ベストキャラクター賞」も発表され、女優でモデルの杏さんと俳優の綾野剛さんが選ばれた。
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