マッキャンエリクソンは22日、携帯通信事業者の業界団体であるGSMAの商業部門と日本での独占販売契約を締結したと発表した。GSMAが開催するイベントのスポンサーシップ、展示スペース、広告、イベントチケットなどを、日本企業に対して販売していく。対象イベントは、毎年バルセロナで開催されるモバイル・ワールド・コングレスと、上海で開催されるモバイル・アジア・エキスポの2つ。
モバイル・ワールド・コングレスは、通信事業者やソフトウェア企業、機器プロバイダー、インターネット企業、メディアやエンタテイメント業界の組織、世界各国の政府代表団体が参加するイベント。2014年には約8万6000人が来場し1800社が出展。日本からはNTTドコモ、NEC、パナソニック、富士通、SONYなど約30社が参加した。
一方でモバイル・アジア・エキスポは、モバイル業界の経営者層、関連業種の主要企業、政府代表団体、テクノロジーに精通した一般参加者などが参加する。2014年には2万6000人以上が参加し、300社が出展。日本企業は約10社が展示した。
マッキャンエリクソンの代表取締役社長兼CEOの片木康行氏は「モバイルやデジタルは今や世界のビジネスを牽引する分野であり、今回のパートナーシップは、日本企業の海外ビジネスの拡大を支援する素晴らしい機会であると考えています」とコメントした。
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