—今後についてお聞かせください。
立石:正直ここまでのブームは予想していなかったので、コンテンツ側としては、ブームの終焉というのが一番気になるところです。ブームが大きければ終わりも早いというのを、コンテンツを扱っている者として実感しているので、いかに延命させるかということですが、物語は無理に延命できるものではありませんので終わりも来ます。ただコミックス1巻あたりの売上額は、長い講談社の歴史の中でも最も大きい。20年30年ファンに愛され、新しいファンがついていくコンテンツになる可能性を持っていると考えています。そういうチャンスが巡ってきたことを考えると、ファンの皆様、企業のお力も借りて、息の長いコンテンツにしていきたいと思っています。
吉沢:ファンに楽しんでもらえるタイアップに今後も挑戦していければと思います。実は立石さんとは今日初めてお会いしました。先程重要なのは、コンテンツ側とブランド側とのやりとりと申し上げたのですが、実務的には間に入ってくれる広告会社の役割も大きいですね。キャッチボールがとてもスムーズになります。その上でブランド側はやりたいことを明確にお伝えして進めていきたいと思います。
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