アドタイの連載がもうすぐ200回になります
早いもので、このコラムの連載も電子化される前から通算198回目、通算200回の大台まであと3回に迫ったことになります。ここまで支えてくださった読者の皆様、そしてアドタイのスタッフの皆様、特に上条さんには時に原稿に追われながらいつも的確な修正をいただきここまで来れたことに深く感謝しています。
記念すべき第一回は2009年の5月6日に「Web誘導の新しい形 番組との連動CMで」というタイトルで、当時筆者が手掛けていたCoke x Musicキャンペーンを広く訴求するために当時のフジテレビの大人気番組“クイズ!ヘキサゴン”と組んで番組オリジナルタイアップ広告をWebと連動して流していた取り組みを紹介したものでした。
番組の出演者とセットをそのまま使ったインフォマーシャルのクイズ形式で時には本編よりも視聴率が良く、放映後にはサーバーもダウンするほどアクセスが来ることがあった施策であった。まさにネイティブアドの原型とも言っても良いのではないでしょうか?
IMJのCMOに転職しました!
記事としても紹介いただきましたが11月1日に株式会社IMJ(アイ・エム・ジェイ)の執行役員CMOという新設のポジションにつかせていただきました。
ご存じない方もいらっしゃると思うので簡単に会社を紹介させていただくと、IMJは1996年7月に設立された「デジタルの力で生活者の体験を豊かにする」ことを標榜している会社で、Webのインテグレーションなどの最大手の一つになります。またよく質問されますので、念のために記しますと事業構想大学院大学の教授は以前と変わらずに継続いたしますが、マイクロソフトは退職しております。
江端のIMJとの出会いは2006年の夏で、コカ・コーラ パーク(CCP)を構築するためにインターネットの構築をする会社を決めるために8社の提案を受けた中の一社がIMJでした。そしてコンペを経て構築をIMJに発注し2007年6月にローンチしました。つまりCCPの基幹部分や施策の多くはIMJと一緒に構築してきたということになります。
IMJはWebの実績が豊富なだけではなく、単なる受発注の関係というよりは、企業に人員を派遣して企業と一緒に動き、ニーズを汲み取って動けるというモデル上の強みがありました。
したがって、都度ブリーフィングをしなくてもよく、高速でPDCAを回したり、複雑なプロジェクトを短時間で実施したりすることに関して利点が多く、CCPの急成長はIMJなしでは成し遂げなかったと考えております。前回の記事で紹介したT-SITEの構築という大型プロジェクトもIMJが実施しています。
このコラムでも継続的に書いているように昨今のITの進化やメディアの変化によりデジタルマーケティングが日本の国際競争力を高める意味でも重要性を増している今、自分の持っている知見を一社ではなく多くの企業に提供して生かせる可能性があると感じてこのタイミングでの移籍となりました。もちろんIMJの方々とは一緒に仕事をしていて楽しい、本当にデジタルを駆使して人々の生活の向上に寄与したいという前向きな姿勢があることも大きな理由になっております。
また、入社して1週間ちょっとしか経っておりませんが、前回の記事でも紹介した通りにオウンドメディアを取り巻く環境は変わってきており、おかげさまで社内外からも色々なお問い合わせや引き合いをいただいており、この先いい意味でエキサイティングな予感がしております。何かご相談などあればご遠慮なくお問い合わせください!
さて、199回目は来週、11月12日にグノシーが発表したGunosy 5000万人都市構想に関しての筆者としての感想などを書く予定で、翌々週に今まで200回の振り返りを書いてみたいと思っています。お楽しみに!そして引き続きよろしくお願いします。