神奈川県は11日、黒岩祐治県知事のリーダシップのもと進められている「さがみロボット産業特区」の周知広報のため、特区のアイコンキャラクターである手塚治虫の「鉄腕アトム」のシルエットを使った歩行者用信号機を県内のとある場所に設置した。
赤はアトムの立ち姿、青は歩く姿が使われている。設置場所について神奈川県のホームページでは「特区内の市の中でひらがなにして四文字になる市」「大きなプールや空中散歩が楽しめる施設があるところ」などいくつかのヒントを発表したのみ。
このヒントを受けてTwitterなどのSNS上では設置場所に関する情報が拡散しており、実際に訪れて写真をアップロードしているユーザーも。さらに朝日新聞が場所を報じたことで話題が広がっているものの、公式には詳細は明らかにされてない。今後、設置場所付近ではイベントなどの企画開催も予定しているという。
「さがみロボット産業特区」は相模原市、平塚市、藤沢市などさがみ縦貫道路沿線地域を中心にした10市2町で構成される地域活性の総合特区。介護・医療、高齢者への生活支援、災害対応のロボットなど「人のいのちを守る」ロボットを開発している。
「さがみロボット産業特区」という言葉を県内外に広め、「ロボットといえばさがみ」という地域イメージを生むためのクリエイターとしてジオメトリー・グローバル・ジャパンの三寺雅人氏が参加。「日本が誇る先端技術を結集し、人々の夢を実現できるロボットをつくりたい」という神奈川県の思いに賛同し、主に特設サイトや各イベント運営を手掛けている。