レピュテーション・マネジメント講座
昨今、企業を見る生活者の目が、ますます厳しくなっています。今まで通りに企業活動を行っていても、不意な出来事で責められ、継続的な企業活動が行えなくなるケースが多々見られます。
例えば、とある外食企業に見られた従業員によるボイコット・大量辞職や、メディア露出の多いカリスマ社長に対するブラック発言批判など、その流れは顕著になってきています。それらは、その企業のビジネスモデルから外れた、外部の生活者からの声も一つ大きな要因となっています。商品・サービスに対するクレームだと、問い合わせ窓口にて発覚、対処が可能です。しかし、工場周辺の地域住民の不満や、社員の愚痴、ネットで情報を知っただけの人からの批判などは、対処が非常に難しいものです。
そういった企業への批判が起こっている背景には、インターネット、ソーシャルメディアの発達が関係しています。
これまでは広告に出していたことが話題になっていましたが、個人が好きなことを発信でき、知りたい情報を取得できるネット環境が整い、思わぬところから火種が起こります。
これは、今の生活者に広告が効かないことに繋がり、企業広告の掲載のみでは、企業のイメージ形成が非常に難しくなっている現状を表しています。
一方で、工夫ある施策で高い評価を得ているケースも存在します。
ユニークな休暇制度を設けて、重労働のイメージが強い業界であっても就職希望者が多いブライダル企業や、社員の気風にあった社会貢献活動を行い、独自の立ち位置を築いているIT企業などです。
これらは、責められやすい部分を把握し、自社に合った施策を行ったことで評判を維持、もしくは上昇させています。ブラック批判を恐れて、大手を振って「うちはこうだから」と言えない時代、その立ち位置を確立させることが一番のリスク回避となります。そのため、「あそこはああいう企業だから」と思ってもらうことが、レピュテーション・マネジメントの目標となります。
信用というものは、企業の宣伝を行っている、行っていないの問題ではなく、全ての企業に共通して必要な資産です。そこで宣伝会議では、社会の空気を読み、企業の取るべきコミュニケーションを学ぶ「レピュテーション・マネジメント講座」を開催いたします。
開催概要
開講日
2014年12月10日(水)
講義時間
10:00 – 17:30
定 員
40名(定員になり次第受付終了とさせていただきます)
受講価格(税別)
¥ 48,000