この体験会は「ペコリ」と『saita』によるコラボ企画の第一弾で、Webメディアとリアルメディアを組み合わせた新たな取り組みでもあった。サイバーエージェントの野口さくら氏は「高い料理スキルを持つ『ペコリ』ユーザーが参加することで、体験会で提供されるレシピのクオリティが上がったのではないかと思います。また、体験会の様子やレシピが『saita』の誌面にて掲載されるということで、サイトに掲出されるときとは異なるモチベーションアップにもつながりました」と話している。
また、『saita』のイベントなどを担当するメディアプランニング部 シニアプランナー 田島尚子氏は、「saitaの読者ブロガーにとっても、ほかのメディアのユーザーと交流できたことが、大きな刺激になりました。こうした、異なるメディアの読者同士がリアルにコミュニケーションする場は、企業にとっても価値のある場としてまだまだ発展させられると思います」と話す。
今回の体験会を通じて、カゴメの太田氏は、「体験会の参加人数だけを考えれば大きな規模ではありませんが、特徴の異なるWEBや雑誌と連動できたことで、体験会の内容をより多くの人に広めることができた。今後は、店頭を巻き込んだプロモーションにまでつなげられると、売上にもつながる施策として一貫性が高まると思います。また、体験会のレポートなどは、コンテンツとしての質が高いので、こちらも、オウンドメディアのコンテンツを充実させるような活用法も考えられそうです」と語った。
「カゴメ」に関連する記事はこちら