Facebookから10代のユーザーが離れはじめたようだ。英調査会社GlobalWebIndexが25日に発表した調査では、英米のFacebookユーザーの半数が「使用頻度が減っている」と回答。年代別では16~19歳が64%と多く、“Facebook離れ”の傾向が伺える。
「頻度が減った」と答えた16~19歳のユーザーに理由を尋ねると、「以前より興味が薄れたから」がトップで54%。次いで「Facebookは退屈」が50%を占めた。
「Facebookを利用している理由」は、「友人の多くが使っているから」が最も多く挙げられたが、これに連鎖するように「友人が使わなくなったため(頻度が減った)」と答えた人も29%に上った。
一方、ユーザー数全体では大きく水を空けられているものの、アクティブユーザー数の伸長率で勢いを見せているのが、「Tumblr」と「Pinterest」だ。「Tumblr」は過去6カ月間で120%増、「Pinterest」も同比111%増。3位は「Instagram」で同比64%増だった。
「Tumblr」と「Instagram」は若いユーザーを抱えているのも特徴で、70%以上のユーザーが34歳以下だ。「Facebook」ユーザーはアクティブユーザーの4分の1が45歳以上だった。
タンブラーは25日、こうした若いユーザーの増加を追い風とし、スマートフォン向けアプリのインストールをモバイル版Tumblr上で促す広告商品「Tumblr Sponsored Apps.」をスタートさせた。GREEなどが出稿している。
調査は、中国を除くアメリカ大陸、ユーラシア大陸、アジア太平洋各エリアの32カ国で、16~64歳のインターネットユーザー4万1823人を対象に実施した。「アクティブユーザー」は、「過去1カ月に1回以上使った人」をカウントしている。
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