東芝、グローバルでコンテンツマーケティングを本格スタート

米Content Marketing Institute(CMI)の調査「B2B Content Marketing 2014」によると、BtoB企業のマーケターの93%(昨年は91%)が、何らかの形でコンテンツマーケティングを実践しており、中でも「ブログ以外のソーシャルメディア」を運用している企業は全体の87%にのぼる。特に多くの企業が活用しているソーシャルメディアとしては、LinkedIn(91%)、ツイッター(85%)、フェイスブック(81%)、YouTube(73%)、Google+(55%)が上位5位にランクインしており、以下、SlideShare(40%)、Pinterest(34%)、Instagram(22%)、Vimeo(22%)、Flicker(16%)、StumbleUpon(15%)、Foursquare(14%)、Tumblr(14%)、Vine(14%)と続く。

過去1年間で、制作するコンテンツの量が増えたと回答したBtoBマーケターは全体の73%(かなり増えた:32%+増えた:41%)にのぼり、また48%が今後1年間でのコンテンツマーケティング予算を増やすと回答している。比較的規模が小さい企業(従業員数10~99人)のほうが、大手(従業員数1000人以上)よりも、コンテンツマーケティング予算を増やす意向が強いという傾向も明らかになった。

米国マーケティング業界では、コンテンツマーケターのMark Schaefer氏が自身のブログ ※注5で「世の中に流通するコンテンツの量は爆発的に増えており、人々が消費できる量を超えつつある。コンテンツマーケティングは遠くない将来、効果が薄れてくるのではないか」という趣旨の問題提起を行ったのを発端に、“コンテンツ・ショック議論”なるものも加熱している。

とは言え、各社の予算増と、各種支援サービス・ツールの発展により、コンテンツマーケティング市場は、まだしばらく伸長していくと言えそうだ。

<脚注>
※注5 Mark Schaefer氏のブログエントリー
“Content Shock : Why content marketing is not a sustainable strategy”

【参考記事】:「米アドエイジ誌のコンテンツマーケティング調査——57%のマーケターが予算は「増える」と回答」


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