電通、欧米におけるソーシャルメディアマネジメント支援事業を強化

電通の海外本社 電通イージス・ネットワークは4日、同日付で英国のソーシャルメディアマネジメント・エージェンシー「Tempero Limited(テンペロ社)」の株式100%を取得、完全子会社化することで同社株主と合意した。

英国ロンドンに本社を置くテンペロ社は2003年に営業を開始、企業のソーシャルメディア活用を支援するソリューションを幅広く提供してきた。ソーシャルメディア上で消費者が話題にしている企業関連情報の分析や、そのデータに基づくリスクマネジメント、ブランドと消費者とのエンゲージメントを高めるコンテンツ制作、双方向コミュニケーション、ソーシャルメディア上のコミュニティマネジメントなどをカバー。特にコミュニティマネジメントについては、20言語で11年以上にわたりサービスを提供してきた実績を持つ。

電通グループはこれまで、ソーシャルメディアマネジメントに関連するサービスは、カナダのICUC社を通して主に北米地域で展開してきた。欧州を中心に事業展開するテンペロ社を買収することで、ビジネスフィールドを拡大すると共にブランド力の向上を図り、同事業領域における競争力の強化を目指す。

今後、テンペロ社の事業はICUC社に統合される。統合後の体制は、ICUC社の現・CEOであるKeith Dilous氏が引き続き代表を務め、テンペロ社の創業者兼CEOのDominic Sparkes氏は欧州における事業展開の統括を担う。


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